Windowsデータ入稿における制作時の主な注意点と当社の推奨する対処方法をまとめました。
教えてgoo
サイトにて「旅行用 パンフレット(A4サイズ)を作成するには?
」の質問でも紹介されました。
レイアウト崩れの要因に「OSやOfficeのバージョンの違い」があります。制作時と出力時で作業環境が異なるとレイアウトが崩れる場合があります。また、下位バージョンでデータを保存する場合も崩れることがあります。
■当社の作業環境は下記のとおりです。
データ入稿環境
| OS環境 | Officeアプリケーション |
|---|---|
| Windows 2000 | Office 2000 |
| Windows XP | Office 2003 |
| Windows Vista | Office 2007 |
新規制作環境
| OS環境 | Officeアプリケーション |
|---|---|
| Windows 2000 | Office 2000 |
| Windows XP | Office 2003 |
※お客さまの作業環境が上記と異なる場合はお知らせください。
※Office以外のビジネスソフトの入稿は、未対応のためPDFで入稿していただくようお願いいたします。
■お客様でPDFファイルを作成していただき、それを入稿していただきます。
トラブルの発生しないPDF作成方法は当社でアドバイスさせていただきます。ご相談ください。
印刷用に開発されたDTPソフトであれば、どの出力機でも同じ体裁の出力結果が得られます。しかし、Office系ソフトは出力する機器に依存するため、制作時に使用したプリンタと印刷会社のプリンタが異なれば、出力結果は変わってしまう可能性があります。
■レイアウトが崩れた場合は当社でひとつずつ修正していきます。(追加料金が発生します)
お客さまの出力紙と当社での出力紙を比べ、レイアウト崩れをチェックし修正します。この場合、修正時間や修正料金が発生します。(修正内容により料金は異なります。)
■お客様でPDFファイルを作成していただき、それを入稿していただきます。
トラブルの発生しないPDF作成方法は当社でアドバイスさせていただきます。ご相談ください。
お客さまとの作業環境の違いにより、お客さまの出力イメージと当社の出力結果が異なる場合があります。出力見本がない場合、書体の違い、文字の隠れ、図の崩れなどが発生していても確認することができません。
メールでのデータ入稿の場合はFAX、郵送やスキャニングPDFなどで必ず出力見本をお送りください。
■見本がない場合は、データ内容を優先して作業いたします。
各メーカーより、さまざまなフォントが販売されています。また、ソフトウェアに特殊書体が付属している場合や、WEBから無料でダウンロードできるフォントもあります。当社にそのフォントがなければ異なった書体で出力されてしまいます。また、文字が化けて出力されてしまうこともあります。
■当社保有のフォントに代替させていただくか、当社で該当フォントを購入してご用意させていただくかの確認が必要になります。
該当フォントを購入した場合、別途費用がかかりますので、特殊なフォントは使用されないことをお勧めします。また、外字を使用されている場合は、別途ご相談ください。
入稿データと一緒に使用フォントを添付されましても、当社では使用出来ません。お客様でフォント埋め込みのPDFファイルを作成していただき、それを入稿していただきます。ご相談ください。
当社の保有している基本フォントは下記の通りです。(下記以外のフォントについてはご相談ください)
| ダイナフォントTrueType | その他(OS標準搭載のフォント) |
|---|---|
|
DF平成明朝体W5、W7 DF極太明朝体 DF平成ゴシック体W5、W7 DF平成ゴシック体 DF特太ゴシック体 DF細丸ゴシック体 DF中太丸ゴシック体 DF太丸ゴシック体 DF細楷書体 DF太楷書体 |
MS明朝 MSゴシック Times New Roman Century Arial Courier New |
Windows Vista OSのMS 明朝、MS ゴシックなどのフォントは、JIS2004準拠のフォントのため、特定の文字の字形が変わってしまいます。入稿の際は、ご相談ください。
(例)
| XP OSの字形(JIS90) | Vista OSの字形(JIS2004) |
|---|---|
解像度が低い画像を印刷すると、ぼやけた感じになり、ジャギーが目立つ写真となってしまいます。写真をスキャニングされる場合、スキャニング時の入力解像度は、カラー画像・グレー画像の場合は原寸で300dpi~350dpi、白黒2階調の画像の場合は原寸で1200dpiをおすすめします。デジタルカメラで撮影される場合は、200万画素以上で撮影されることをおすすめします。ただし、解像度を保った画像でも、ソフトウェア上で拡大すると解像度が少なくなってしまい画質が低下する恐れがあります。ご注意ください。
WordなどのOffice系ソフトのデータはRGBカラーで作られています。鮮やかな発色で美しく見えますがRGBカラーはモニタ表示用の色なのです。一方、スタンダードなカラー印刷の場合はCMYKインクを使用し、Cyan(シアン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)、blacK(ブラック)の4色で、これらを網点状にして重ね合わせることで多くの色を表現しています。
印刷するためにはRGBカラーからCMYKカラーへ変換する必要があります。CMYKカラーはRGBカラーより色の表現領域が狭く、RGBカラーを印刷用に変換するとCMYKカラーで表現可能な色に置き換わってしまうため、色によってはくすんだように見えてしまいます。
保存形式によっては、印刷した結果にトラブルが発生することがあります。
■代表的な保存形式とその特長
| 適合 | 形式 | 特長 | モニタイメージ | 印刷イメージ |
|---|---|---|---|---|
| ○ | TIFF | スキャニング画像、デジタルカメラなどで広く利用されています。DTPソフトでも利用している汎用性の高い保存形式です。 | ||
| JPEG |
デジタルカメラ、ホームページなどで広く利用されています。 画像を圧縮して保存すると、ファイル容量は小さくなりますが、保存のたびに画質が劣化してしまうため、修正と保存を繰り返す場合は、注意が必要です。 |
|||
| BMP | Windows標準の保存形式です。 | |||
| × | GIF |
主にホームページで使用されています。 色数は最大256色で写真の保存形式としては不向きです。 印刷結果によっては、画像にスジが入ってしまうこともあり、印刷用途としては不向きです。 |
Office系ソフトに埋め込んだ図や写真の元データ(Excelの表・グラフ、PowerPointの図、JPEG・BMP画像など)は添付してください。元データをいただけない場合、当社で図表の作り直しをしなければならない場合もあり、予想外の追加費用が発生してしまいます。
半透明は、モニタ上またはプリンタでは綺麗に表示されていても、印刷用に出力した際は、格子状の細い羅列に置き換えられてしまう、また、透過処理がはずれてしまう等の不都合が生じるため、仕上がりはあまり美しくはありません。
パターンに関してもお客さまのプリンタ出力のイメージとはかなり異なってしまいます。この2つの機能に関しての印刷仕上がりが気になる場合は、事前にご相談ください。
■Office系ソフトだけでは回避できません。(追加料金が発生します)
半透明、パターンをご使用になりたい場合、お預かりしたデータそのままでは現状回避できません。当社で半透明、パターンを解除し、別の平網に置き換えるか、DTPソフトを使用するなどして作り直す必要があります。
紙の端まで色や絵柄がある印刷物の場合、断裁工程で少しでも断裁位置がずれると紙の白が出てしまいます。これを防ぐため仕上がりサイズの外側に色や絵柄をはみ出させる(塗り足す)必要があります。
例えばWordの場合、A4規格サイズ(210mm×297mm)のデータはページサイズが216mm×303mmで作成されていなければなりません。
■ご要望であれば、可能な限り修正で対応いたします。(追加料金が発生します)
塗り足し部分が設定されていない場合は、ページサイズの変更、塗り足しの追加、画像等の配置変更などの作業が発生いたします。写真やイラストが紙面の端に配置されている場合、拡大またはトリミングをする必要があり、その結果仕上がりイメージが若干変わってしまうことをご了承ください。
特色の濃度別に、配色を統一してください。
■当社ではRGB色を個別にCMYKおよび特色に変換することができます。(追加料金が発生します)
WORDをはじめとしたWindowsビジネスソフトでは、CMYK及び特色で色を指定することができません。 当社では、RGB色を個別にCMYKおよび特色に変更できる技術を保有しており、お預かりしたデータを組み直すことなく、スミ(黒)と特色に色分けすることが可能です。 ただし、図表などを2色に分ける場合やデータに画像が含まれている場合、納期調整をお願いします。
Office系ソフトでは線の太さ、種類によっては期待された効果がでない場合があります。
具体的には線の太さが0.25pt(0.1mm)以下の場合、印刷時にかすれてしまい見づらくなります。線の色が明るいものだとまったく見えなくなる場合もあります。また、細い罫線に色をつけた場合、印刷では網点で表現されるため綺麗ではありません。ご注意ください。
○推奨する線の太さ(実線)
○推奨する線の太さ(破線※)
×推奨しない罫線
エクセルの極細線(出力機により、実線であったり点線であったりと表現が異なります。)
Office系ソフトで作られたデータを拡大してポスター出力することは可能です。
ただし、画像の解像度に注意が必要です。
例えばA2全面に画像を使いたい場合、画像の解像度は最低A4サイズで300~350dpiが必要です。
もちろん、解像度が高ければそれだけ画質は上がりますが、データも膨大になる上に大きな効果が期待できないため、拡大したときに150dpi程度の解像度があれば一般的には問題ありません。
ただし、A判のポスターであればA4で、B判のポスターであればB4で作成されることをおすすめいたします。B判のポスターなのにA4または規格外のサイズですと拡大した際に縦横の比率が違うため、端が削られるか、または余白が多くでてしまう可能性があります。
この解像度を守っていただければサイズを原寸データ(A2)に変更する必要はありません。300dpi以下の解像度ですと拡大したときに画像がぼやける、ジャギーが発生するなどの可能性があります。
薄い黄色などは、色抜けする可能性があります。
また、カラーでは異なる色であっても、モノクロにすると、濃度が同一になってしまう色があります。 あらかじめ、仕上がりイメージに近い色を付けてください。
より安価に印刷するために、データを作成する前に専門部門の担当者がデータの作り方などをご説明に伺うことも可能です。ぜひ当社営業マンにご相談ください。