環境に対する取り組み
リサイクルが注目されている昨今、タナカ印刷では、自社での環境対策はもちろんのこと、お客様の環境対策にもお役に立てるように様々な取り組みを行っています。
環境保護印刷認証(クリオネマーク)取得
タナカ印刷では印刷を通して、持続可能な社会の実現を目指し、環境負荷の低減に向けて日々様々な施策に取り組んでおります。そしてこの度『環境保護印刷認証』を取得致しました。今後も更なる環境負荷の低減を目指し活動してまいります。
クリオネマークとは・・・
「クリオネマーク」とは、環境にやさしい印刷工程を経て作られた印刷物であるということを示す「環境保護印刷マーク」の愛称です。 E3PA(環境保護印刷推進協議会)が定めた認証ステータス登録基準に準じて製作された印刷物にこのマークを表示することにより、印刷工程のあらゆる場面に対して環境意識を持って制作している印刷物であることを示すことができます。
Non-VOCインキ
タナカ印刷では、環境や健康にも配慮し、ノンVOCインキを使用しております。これは石油系溶剤を使っておらず、化学物質過敏症の方にも安心してお使いいただけるインキとなっております。また、印刷物をお使いになられるお客様は元より、印刷物を日常から取り扱う社員の健康にも配慮をしております。
ノンVOCインキとは・・・
「ノンVOCインキ」とは、構成成分中の高沸点石油系溶剤を植物油等に置き換えて1%未満に抑えたインキです。植物油には、大豆油、亜麻仁油、桐油、ヤシ油、米ぬか油等があります。このインキは、VOC成分が極めて少なく大気環境保全に優れた環境対応型インキとなっています。
植物油インキよりもさらに進んだ、環境にやさしく、印刷作業者にも負担なく使用できるインキです。
FSC®森林認証
タナカ印刷では2008年にFSC®森林認証を取得し、FSC®認証用紙を使用した印刷物の提供を許可されました。これにより、今まで再生紙などで環境対策を提案されていたお客様に、より環境対策に適した用紙を提供することが可能となりました。
詳しくは『FSC®森林認証取得』をご覧ください。
完全無処理版の採用
当社では刷版に現像処理が不要な無処理サーマルCTPプレートを使用しております。現像処理に必要な現像液やガム液といった薬品を使わないことで環境負荷の大きい廃液を一切出さないだけでなく、現像処理や廃液処理を行う機器への電気も不要なため、旧来の印刷システムに比べ大幅に環境負荷を低減することが出来ます。
環境対応洗浄液
タナカ印刷では、2009年12月より、PRTR制度をクリアした環境対応洗浄液で印刷機やインキローラーの洗浄を行っています。
この洗浄液を使用することにより、印刷現場での環境影響においても多大な貢献ができるものと考えております。
LED-UV印刷機
タナカ印刷では、印刷機の乾燥装置の光源にLEDを採用した、LED-UV印刷機を導入しております。
このLED-UV印刷機は従来の印刷機に比べて、4割程の電力で稼働するため、省エネルギーの観点から環境負荷を抑える事に貢献しております。
難細裂化EVA系ホットメルト
タナカ印刷では、製本の際に背糊として、日本接着剤工業会認定の難細裂化EVA系ホットメルトを使用しています。
このホットメルトは除去しやすいので、再生パルプに混入するホットメルトの成分が少なくなり、再生パルプの品質が向上し、品質面でのリサイクル品の使用機会の増大が見込まれることから、環境に配慮した資材といえます。
リサイクルトナー
タナカ印刷で使用したトナーはすべて指定業者が回収し、新品トナーと変わらない状態にリサイクルし、再利用しています。
トナーは以前は廃棄処理されていましたが、リサイクルすることで無駄な廃棄物を減らすことができます。
古紙回収
省エネルギー・省資源を推進し、資源のリサイクルと再利用に努めるタナカ印刷では、情報セキュリティに関する契約を結んだリサイクル業者に古紙の回収を依頼しています。
刷版リサイクル
タナカ印刷では『ゼロエミッション』に向けた取組として、印刷で使用したすべての刷版プレートをリサイクルに回し、再び印刷用刷版として再利用する取組を行っております。